関東甲信越は例年通り梅雨入りをした第2週の日曜日、また今年もこの場に帰ってきた…
そう!日本一のお祭り大会、富士ヒルに!!
去年は自分ではなんかわからけど取れてしまった、ゴールドリング。
一応解説。
富士ヒルクライムではゴールタイムごとに、色の違うコラムスペーサー(リング)が与えられる。その中でも、ゴールドリングは1時間5分切りを果たすと貰え(例年上位1%)アマチュアヒルクライマーの大きな目標と壁になっている。
多くの方は一度ゴールドを獲得するとアマトップレベルの“選抜クラス”に移行する傾向だが、“あえて”留年した。
今年は始めから狙って取りに行く為に…!!
今年はハルヒルで年別4位に入り、調子自体は去年よく分からず取れた時より良いのは確実。
だから、結果は同じでも意味合いが全く違うのだ。
と、少しシリアスな感じで入ったけど、レース前はいつも通りふざけた感じで過ごしてました!笑
前日受付けは、“フジヒル”チャンピオンジャージで徘徊。笑
4月のハルヒル練の時にした、
— うらー@裏山のナナフシ (@ika_nobori) 2022年6月10日
強豪COWの髙橋キャプテンとの約束を守り、明日の富士ヒル受付は『フジヒルチャンピンジャージ』で行きます!!
チャンピオンの名に恥じない走りを当日もしたい所存😌 https://t.co/2FKq9I6TbF pic.twitter.com/ee1OqEtpyn
朝飯を買いにローカルスーパーのオギノで買い物をしてると、パンコーナーで「カーボが多いもの買わないと」って話をしてる人がいて顔を上げると、フォーカスおじさんとU10さんに遭遇!
U10さんはお互いフォローしてたけど、対面はお初でしたw
オギノで荻野 pic.twitter.com/5i4qGfnqpa
— U10 (@y_hama) 2022年6月11日
あと今回は、大学の後輩のもとふみ、その友人のツカマ氏、COWの新星なべ君と前日はコテージに泊まり過ごしてました!笑
後輩のもとふみはレモンサワー持参してだけど、
レース前はストレス溜めない為に好きな物食べた方が良いよ〜ってね!笑
9時就寝予定だったけど、横で寝ていたなべ君とは自転車談議で盛り上がり30〜40分くらい機材やレース、モチベの話などしていた(´∀`)
さすがに3時起きで朝早いから途中で辞めたけど、何も無ければにもっと話したかった!笑
朝は予定通り、3時に起きてオギノで買ったとろろ蕎麦、ランチパック(ピーナッツクリーム)、ジェルでトータル800calくらい入れた。
あと車の中でポップコーン食べながら移動。笑
駐車場は絶対混むので早めに行き、寒さ対策として朝にワセリンとホットジェルを混ぜ込む☀️
それでもスタート前から右足攣りそうだったから、やはり寒さは大敵だ…
富士山パーキングから会場までをアップ代わりに刺激入れをして準備完了!!
エントリーしていた第三スタートは6時40分から。
実はTwitterでゴールドトレインの話回ってきていたけど参加者が多く上手く見つからなかったのもあり、そこへの合流は諦めた(今更ながらごめんなさい)
代わりに大学の後輩もとふみ、COW群馬の方々と共に整列!
スタート後は計測区間までタラタラ行こうと思っていたら、なべ君が後ろから凄い勢いで前に吹っ飛んでいく!!!
それを嬉しそうに追うCOWの面々と、そこに着いて行く俺。
ハルヒルでスローペースだったのもあってなのか計測開始直後からペースを緩める事無く、一人で逃げるなべ君!!(後に2人逃げになってた)
構図としては暫く年別の先頭をグイグイ引っ張るなべ君と、それを追う30〜40人の先頭集団。
なべ君は白石20分と実際力も付いてきているし(ちなみに俺は22分台なので差は歴然)、「本当に逃げ切ってしまうのでは」と言う期待⁉︎と、富士は勾配が緩く集団走行の方が有利なので「いずれ捕まえられるはず」と言う姑息な考え。
結果から言うと、この逃げは8kmくらいでキャッチした。
その時にチラッと「調子はどうだい?」って声を掛けたら「ムリっす!」と即答。
(言い方はキツイが)結果として、無謀な逃げではあったかも知れないけど、普通の人には出来ない勇気と、自分に足りない部分を多く学ばせて貰った(´-`).。oO
で、一応10km通過タイム。
ゴールドを取るには公式の目標タイムと比較しても、良いペース。
自分はと言うと、姑息にも先頭集団にひっそりと身を潜め【金魚の糞作戦】を決行!!
金魚(ゴールドトレイン)にへばりつく糞。
そんな事をしているから、淡々と着いて行く&前の中切れを埋まる作業の繰り返し。
特に大きな展開も無いまま大沢駐車場を確か46分くらいで通過、去年ミニマムさんに47分くらいでゴールドペースって教えて貰ったのを思い出し、このままなら行けるのは確信!!
その後、山岳スプリントラインで先頭がグイグイペースを上げて千切れそうになるけど、20〜30秒くらいしたら落ち着いて一安心。笑
去年もそうだったけど…
山岳スプリットラインを過ぎると、何故か集団が再加速するのだ!!
こんな所で置いてかれたら水の泡。
死ぬ気でしがみつく。
そしてラスト2〜3kmくらいからは、風が強い!
実際、大沢駐車場〜5合目までのタイムが去年より50秒も遅い。
もちろん風と集団の方向を考えて、自分に当たらないポジション取りをする。
今回は我ながらどこまでも姑息だ!
しかし、それが自転車競技でもある。
ラスト3つ目のトンネルを抜けてからは15人くらいで集団スプリント!!!
たっぷり足は貯めさせて貰ってたのでフル加速!!
しかし普段は大腿四頭筋でパワーをかけるけど、
最終局面でほぼ使い物にならないのでケツで踏む!!!
【ロードバイク】富士ヒル2022 年代別4位 63分29秒 フル動画【Mt.富士ヒルクライム】 - YouTubeより
去年ラストスプリント(スバルラインラスト)は
286w(4.8倍)だったけど、今年は350w(6倍)と出し切れた。
手元のタイムを見ると“63分25秒”
2年連続ゴールド達成&自己ベスト更新!!
同じ集団で走ってた人と健闘を讃えあう。
ただ正直言うと、金魚の糞をし過ぎたのもあって、去年ほどの感動が無かった。
悲しいけど、これが今の俺の実力とやり方なのだ…
“ゴールドを取るための走りは出来た”が、
なべ君みたいに“勇気と覚悟”を持って走れなかった。
次戦の乗鞍では完全燃焼して、本当の意味で自分の力でもぎ取ってみせる!!!
目標を乗鞍入賞と言っていたが、「乗鞍年別優勝」に変更。
そうでもしないと、自分は変われない。
下山中は、初めてチャンタクさんにもお会い出来て30分くらい色々話をした!(yuさん俺も待ってるよ)
仲間が増えて行くのも、やっぱ自転車の醍醐味だ/(^o^)\
下山すると、心の師匠でもある、最強ヒルクライマーさんがNEWグッズをお披露目してた!笑
車で移動していると、公式サイトからリザルトが発表!
富士ヒル年代別7位でちゃっかり入賞してた!笑
— うらー@裏山のナナフシ (@ika_nobori) 2022年6月12日
ハルヒル同様、8位入賞で良かった😁 pic.twitter.com/Yaj8qaC4Zl
まさかの20代の部で7位入賞!!
で、後々気がつくんだけど…
てか、今改めて富士ヒルのリザルト見て気がついたけど4位から俺の7位まで1秒差以内じゃないか!!!
— うらー@裏山のナナフシ (@ika_nobori) 2022年6月13日
鳴子みたいにスプリントで負けた様な気がする😑 pic.twitter.com/WIau91ZcHH
まさかの4〜7位が1秒以内にひしめき合ってる!!笑笑
まあ、これは一度も前に出なかった分、神様が戒めで残した結果だろう。
とりあえず、上半期はハルヒル、富士ヒル共に年別で入賞出来たのは良かった✨
残すは何度も言う様だけど、乗鞍!!
今年自転車に乗っている理由は、この為だけと言っても過言では無い。
もうワンランク上を目指し、鍛錬あるのみ!
一応、富士ヒルのデータ
【機材】
コルナゴv2-r
ロバールclx32
7kgジャスト
【パワー】
※途中で1分程データ飛んだので正確では無いけど
料金所〜242w 58.5kg (PWR4.1??)
【追記】
〜練習と富士ヒルゴールドを目指したの走り方について〜
富士ヒルに向けて、どんな練習をしていたか?
自分用のメモも含め。
主な練習は平日ローラーで30〜60分ほど。
週末は土曜午後休みなので、近所の17〜18分の峠をエアロ姿勢意識で走る。
日曜は遊びに出かけるのでレスト。笑
平日ローラーメニューは
10分L4×2 or 20分L4
SSTショート
30×30インターバル
回復走30分
マスクSST15〜20分(富士ヒル2週前から考案)
時々、ランニング5〜10km
が主にやっていること。
目的としてはL4とSSTはヒルクライムで主に走る為のベース作りを意識。
30秒インターバルは中切れ防止や加速時の対応を意識。(本来なら乳酸性パワーを向上する為に、40+20をできれば良いけどキツイ)
これらを富士ヒルのレース中にも応用して、
集団内ではパワーゾーンで言えばSSTレベルを意識、ペースアップや中切れしそうな瞬間に少し力を入れる。
まあ、理論的にそう思ってても中々出来ないけど。笑
走行中はパワーより速度を見る。
目標とするタイムのYouTubeとか見て、速度域を事前に確認してるとその集団のレベルも分かるし!
年別では特に集団優位になる。
事前にSNSや友人とトレインが組めるなら◎
ダメなら、先頭グループには絶対速い人がいるので先頭から20〜30番手くらいを序盤キープ。
あとは有名チームジャージを信頼して張り付く!笑
これも年別の話だが、走り方として
①序盤は頑張り過ぎない(ここ大事)
②勾配が緩い場面ではひたすらエアロ姿勢(もっと大事)
「自分がこの集団の中で1番エアロ姿勢だ」ってくらい意識する!
お陰様で首から背中が2日しても痛い…
③登り最中、下山時の雨対策
雨の時は前の人の後輪から水飛沫で視界が悪いので、アイウェア推奨。寒さ&吊り対策でイナーメオイルやワセリンを足に塗りたくる。
下山時は冬装備&カッパを入れておく。(基本梅雨時期は寒さやばいから)
④集団内は落車リスク回避
とにかく声かけ!「右いまーす」とか存在を促さないと怖い。路面も基本悪いと思って、安全第一。
この辺を守って走ればPWR4.2倍前後で、2年続けてゴールド取れたので多少説得力があるはず!
来年以降、富士ヒルゴールドを狙う方の一助となると幸いです😌