てくてくライマー

ヒルクライマーに憧れるが…

集大成!2020 熊谷ベジタブルマラソン

コロナに振り回された2020年も残るところ2日。

中止だらけの今年出た大会は、8月の熊谷夏マラソンと9月の新潟ヒルクライムのみ(あぶくま洞ヒルクライムDNS

今年最後の締めは“熊谷ベジタブルマラソン

去年に引き続き、帰省した弟との対決!

f:id:tekuteclimber:20201230170522j:image

去年から始めたランも丸1年経ち、走り方も身に付いてきたのでタイムもそこそこ狙える…と思っていた。

夜ランニング中、全く何も無いところで転び左足首を捻挫。

RICE処置『Rest(安静)・Icing(冷却)・ Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の4つの処置の頭文字』に沿って回復を待つも、イマイチ治りが悪い!笑

3週間経ち、前日も腫れが引かず…

 

正直、DNSも考えたけど

「弟走ってるの見てるだけもつまらないな〜」

って具合で、走りきれなくても良い気持ちで強行出場!!

左足首はねじれ(内反)で激痛が走るので、走る前にテーピングで背屈固定。

スラダンのゴリになった気分(と言っても自分で処置)

f:id:tekuteclimber:20201230165429j:image

 

『今日は自分の限界との闘いだ…』

タイムは求めず、5kmでも10kmでも行けるとこまで。とレーススタート!!

 

8月に出た夏マラソンの時はコロナ対策もあり“ショットガン方式”と言って、2秒おきに1人ずつ順にスタートする方式だったが、今回は(何故か)みんな一斉にスタート。

スタート前は「密にならないで下さい」とアナウンスされてたけど、コロナ対策どこ行った…笑

 

さて、今回の作戦はこうだ⭐︎

作戦① 序盤は左足温存。接地は右足で受ける!

作戦② 左足は棒のように使い、臀筋にも頼る

作戦③ ペースの合う人と走る(これは基本)

 

作戦①に忠実に走り出すと意外と痛みない!!

ジョグペース(2時間目標)なら行けると思った矢先の2km過ぎ…

イタミ君「コンニチワ

予想通り?の痛み登場。

逆に言えば、

このくらいの痛みなら5kmは行ける。痛みの出ないポイントを探りながら慎重に接地して走ることに。(今回のコースはちょっとした橋のアップダウンがあり、下りのダメージがデカい…)

淡々と走る事でまずは5km突破!

 

【5km 21〜22分程で通過】

左足を使わない走り方にも慣れてきて、

必殺技① “スプリットステップ”発動!!

f:id:tekuteclimber:20201230173333j:image

テニプリリョーマ君やハイキューの日向も使ってた“スプリットステップ”を応用。

f:id:tekuteclimber:20201230173349j:image

まあ右で強く地面を蹴り、スキップの様に振り出しを大きくするだけですね…笑

スプリットステップを駆使して巡行していると、オレンジ色のキャップとウェアでピアスのオジサン(通称:チャラオレンジ)がずっと周りをウロウロと。f:id:tekuteclimber:20201230174217j:image(イメージ図)

作戦③ ペースが合う人と走る。

自転車レースで言えば“協調”

最初はそう思っていたけど、戦闘民族の血が疼く…😇

俺「こんなチャラオレンジ普通だったらブチ抜けるのに」

僅かな力で簡単に相手のメンタルをへし折る方法は(元)ヒルクライマーの俺は知ってる。

ヒルクライムなら九十九折を利用して、相手の視界から消えて差をつける。マラソンの様に平地では難しいが一箇所ポイントがあるのだ!

競技場に入る所がわずかにコーナー&視覚になる…

「ここだぁあ!!」

作戦②をわずかに解放。左右の足を使いペースアップ、見事に突き放す。

「どんなもんだ…(ドヤ)」

 

チャラオレンジを置き去りにして、また左足を封印。

『アンテイジュンコウモード キリカエマス』

脳内ではこんなやりとりを1人でやりながら、ハーフのハーフを突破!

【10km 45分程で通過】

だが、しかしライバルを失ってからはペースの合う人が見つからず15〜6kmまで単独走。

孤独との戦い。確かこの辺でゲストランナーの川内優輝に周回遅れに合ったかなw 当たり前だけど速い!!

 

速い人は3〜4人で巡行してて「カッコいいな〜」と思ってた所、“全身青ウェアのオジサン”とヒョロッとした“細メガネ君”の2人がちょうど良いペースで走ってた。

そこから暫く、【青→細メ→細メ2(俺)】の順で並んで走る。

あおじさんと細メガネ君が給水に行ったポイントで細メガネ2号(俺)が前に出てペースアップ!!

作戦通り、オジサン千切れる…(さらば)

細メガネ君は…!?

『ここにいるよ』と言わんばかりに左後方にピッタリ着いてきてた。

 

-細メガネvs細メガネ-

お互いを明らかに意識して

「この細メガネ千切れろぉお!」

残り1kmまで抜きつ抜かれつのデットヒート。久々に肺がはち切れそう。でも絞り切る!

足??もう知らん…ぶっち切る!!!

 

〜ラスト500m〜

ゴールとなる競技場手前までピッタリだが、俺が先行してる。コーナーでのメンタル折り(本日2度目)発動!!

やや突き放し、競技場内に入る。

「俺は元ロングスプリンターだ、400mは専門分野だぜ!」

f:id:tekuteclimber:20201230191735p:image

細メガネ君を遥か彼方に葬り去りゴール!

【記録:1時間37分】

怪我をしてた割に1時間40分切れたのは予想外。嬉しい!!

 

〜有難う、細メガネ君。〜

「君との戦いが無ければここまで頑張れなかったよ…」と心の中で握手をして無事完走!!

f:id:tekuteclimber:20201230194338j:image

ちなみに、弟は社会人1年目でなかなか運動出来ず10分後に無事完走!!

f:id:tekuteclimber:20201230194328j:image(参加賞は野菜でしたw)

ラソンヒルクライムは速い遅い関係なく、1人1人ドラマがある。

やっぱり人と走る(戦う)のは面白いな〜と実感した( ˘ω˘ )

 

来年は多分何千人も集まるレースは(ボランティア問題も含め)開催が無理だと思うけど、小さな大会でも開催されたら何本か出ようかな!

(※まずは足を完治させて、ちゃんと動けるようにしないと)

 

コロナは簡単に終息しないだろうけど、予防や出来ることは続けながら過ごしましょう😌

みなさん良いお年を〜